九つを、繋ぐ。
人の手で作るのは、九つまで。
最後のひとつは、作らない。
見えないもののために、残しておく。
それを神と呼んでもいい。
自然でも、偶然でも、時間でもいい。
すべてを人間の手で完成させないこと。
ひとつの空白を残すことで、
世界は人間だけのものではなくなる。
九つを繋ぎ、最後のひとつを想う。
最後の一つ、太陽の光が十となって四方を遍く満たす。
そこに私たちは、古代日本の生き方の源を想う。
創造性とはなんだろうか
そのアイデアやインスピレーションは、
本当に自分の中から生まれたものなのだろうか。
それとも、どこか遠く、
私たちには見えない場所から
ふと入り込んできたものなのだろうか。
何かをつくっていると、
自分がそれをつくっているのか、
それとも何かにつくらされているのか、
わからなくなる瞬間がある。
だから、すべてを自分の手で完成させなくてもいい。
そして最後のひとつが何なのかを、私たちは知らなくていいということだ。
